統合失調症と病識

谷山です。

以前僕は「統合失調症」と呼ばれる症状を発症していました。

元統合失調症の行者が語る統合失調症について
はい、こんにちは! 谷山です! 今回は統合失調症についてご説明しようと思いますよ!! その前に皆さん、「統合失調症」ってご存知で...

そんな事をブログにも書いている事もあり、現在「統合失調症」を発症されている方から相談やセッションの申し込みをいただく事も多くなりました。

僕が過去に出会った「統合失調症」の人は大体20人弱ぐらいになります。

ツイてるというか当たり前というか僕が出会った人の9割は「病識」がある方たちです。

ちなみに「病識」とは「病氣である認識がある」という意味です。

「え!? 病氣だっていう認識がないの!?」

と思うかもしれませんが、一般的な病氣だった場合は病院で検査をするなりして病名を告げられます。

この場合は医者からの告知で「自分が○○という病氣である」と認識できるので特に意識する必要はありませんが、統合失調症などの精神的症状の場合、自分で認識が持てないケースも多くあります。

実際、僕も病識を持っていませんでしたが、病識が無い場合は「自分がおかしい」とは気付かないので誰かに相談する事もあまりありません。

これはけっこう怖い事であるのですが、「統合失調症」を発症してる人は病識が持ちづらい場合もあり、自覚が出来ないケースもあります。

僕は病識がなかったのに完治できた例でしたのでラッキーだったのでしょう。

今回は「統合失調症」における「病識」の持ちづらさと怖さを書いてみようと思います。

統合失調症は色々な症状がでる

別の記事にも書いてありますが、「統合失調症」の症状は本当に様々です。

簡単に症例をあげてみると

・幻聴、幻覚

深層心理を表すような幻聴や物理的には存在しない物が見えてしまう。

・被害妄想

自分の周りに起きる出来事を全てネガティブに捉えてしまい、自分に被害が及んでいると思ってしまう。

・感覚異常

今まで感じた事の無い感覚に襲われる。(霊に取り憑かれたなど)

・感情の平坦化

喜怒哀楽が極度に薄くなる。

・思考貧相

思考が広がらなくなり、人の話してる事が理解できなくなったりする。

統合失調症の症例を簡単にまとめるとこんな所だと思います。

こららの症状が複合して現れる場合もあるし、一つだけの場合もあります。

実際にこれらの症状を体験すると日常生活に支障をきたすのは想像に難しくないと思います。

これが100人に1人の割合で発生すると考えるとちょっと怖いですよね。

自覚する事が大切

突然、あなたの耳に

「あなたは選ばれた人間なのだ」

と声が聞こえたらあなたはどう思いますか?

1回ぐらいだったら「氣のせい」で済むかもしれませんがそれが1日に何度も聞こえてきたら・・・・

「自分は頭がおかしくなってしまったのかもしれない・・・・」

そんな風に思うかもしれませんね。

でもこういった場合だと、明らかに誰もいないのに声が聞こえてくるという異常事態なので「幻聴だ」と氣付きやすくもあります。

「目の前の女性を殺せ、という声が何度も聞こえてくるが自分は統合失調症なので幻聴だとわかっているから女性は殺さない」

こんな事を言っていた統合失調症の人もいるぐらいです。

そう、大事なのは「幻聴を幻聴だと自覚する事」です。

こういった場合などは「病識」を持ちやすくありますが、これがまた厄介なケースも存在します。

僕の知人のケースを元に紹介したいと思います。

目の前の人が喋る「幻聴」

これは僕が症状のピークにいた時の話です。

僕は病識が無かったので、自分に起きてる事が世間では「病氣」と言われている事など知るよしもありませんでした。

ちょうどそのぐらいの時に昔の友人から連絡があり、久しぶりに会おうよという事になり十数年ぶりにその旧友と会う事になりました。

実はその友人も「統合失調症」を発症しており、病識は全くない状態でした。

お互い「統合失調症」を発症していて病識もない・・・・・

そんな2人が久しぶりに会うなんて、まさに「類は友を呼ぶ」ですよね(苦笑)

その友人は今まで世界中を旅して周っていて、久しぶりに日本に帰ってきたので僕に仕事を紹介して貰おうと考えていたようです。

なんやかんやと昔話で盛り上がり、何故か「精神世界」の話なども出て来ていました。

すると友人が

「海外で日本人に会うと何故か俺しか知らない俺の事を喋る人が色んな国にいたんだよね」

と言ってきました。

ちょっと意味が分からないですよね(笑)

どういう事かと言うと海外で日本人同士が会うとやっぱり仲良くなる事が多く、仲良くなって色々な話しをするそうです。

その会話の中で

「へぇ~ Aさん(友人)はこれからタイに行くんだ~ へぇ~ その後はベトナムかぁ~ 羨ましいね~ 中卒のくせに」

と言ってくるそうです。

「中卒のくせに」

Aさんは確かに「中卒」です。

でもそんな事を知るはずもない初対面の人が言ってくる訳はありません。

しかし、行く国々でその様なAさんしか知らない事を言ってくる人がたくさんいたそうです。

これは明らかに「幻聴」の類に入ります。

実は僕もこれは何度か経験があり、「自分しか知らない事」や「絶対にその人が言わない事」を目の前の人が喋ります。

僕のケースは人が喋った内容があまり公表できる様な内容ではないので詳細は省きますが、Aさんが経験した様に人が普通に喋った後、一言程度ですが明らかに目の前の人が喋ります。

「喋る」と言っても会話の語尾にほんの一言程度ですし、目の前で話してる人の口の動きを常に見続けている訳ではないので口の動きまでは分かりません。

でも確かに「その人の声」で喋るんです。

なので本人からしたら目の前の人が喋ってる様に感じる訳です。

不意を突かれるし、あまりの事に「ギョッ」としてしまい「いま何喋ったの?」とその場では確認できませんでした。

ただ、これは明らかに「幻聴」の部類に入ります。

僕も症状が落ち着いてから「幻聴」を喋った人に確認をしてみましたが「そんな事は一言も言ってないよ」と一蹴されてしまいました。

僕も自分とそのAさんしかこの症状は確認できていませんが、これはなかなか自分では「幻聴」とは氣付けないです。

「目の前の人が喋る」

そんな事は当たり前の事ですので、最初は不思議がっていても「そういうモノなんだ」と不思議に感じながらもその現象を受け入れてしまいます。

そうなると自分が「統合失調症」などと思えるはずもなく、病識を持てないまま症状が進行してしまう可能性すらあります。

幸い僕は病識を得る事が出来て、呼吸法を行う事により症状は改善しましたが友人のAさんはどんどん症状が悪化してしまい措置入院をさせられるハメになってしまいました。

こういったケースは結構「レア」なので他にあまり話しを聞いた事はないのですが、「統合失調症」で病識が持てない場合、大変な思いをするのは周りの家族の方だったりします。

「幻聴」でも「幻覚」でも本人からしたら「現実」な訳ですからそういった人に病識を持ってもらうのは至難の業です。

もちろん病識がない人が僕の所にくる事もありません。

「統合失調症」が発症している方で病識を持てない人が何割ぐらいいるのかは僕には分かりませんが、もし自分の周りで病識を持てない人がいた場合、行政に頼んで措置入院という手段を取る事も視野に入れた方が良いかもしれません。

僕やAさんの経験を記事にする事で病識が持てない人やその家族の人に何かしらプラスになればと今回の記事を書きました。

「統合失調症」は程度の差こそあれ、本人も周りの人も大変な思いをしてしまう症状です。

ただ、そういった方は「氣エネルギー」が乱れているのも事実です。

僕が苦しんだ過去の経験が今大変な思いをしてる人の何か足しになれれば嬉しい限りではあります。

「統合失調症」で苦しんでいる方やそのご家族の方が1日も健全で健やかに生活が送られるように願っています。

人生は明るく送らなきゃ損ですからね!