将来に対する漠然とした不安を解消

こんにちは 谷山です。

ちょっと前に「パニック障害」を抱えている方が僕んとこに来られました。

パニック障害について
こんにちは 谷山です。 今日は「パニック障害」について書いてみようと思います。 パニック障害の発作 「パニック障害」は突然訪れる発...

「パニック障害」の記事にも書いてありますが、「パニック障害」は「発作」と「予期不安」(いつ発作が起きるか分からない恐怖)に悩まされるケースが多いです。

「仕事中に発作が起きたらどうしよう・・・・」

こんな不安に怯えながらの業務はホントに大変だと思います。

「発作」が起きてしまったら仕事どころではなくなってしまうので、「発作」への不安と「仕事が手につかなくなる」恐怖の二重の苦しみです。

実際に僕んとこに来られた方もそういった悩みから仕事を離職せざるを得ない状態になってしまったそうです。

「今のご時世、新しい仕事が見つかるかも不安ですし、もし見つかっても同じような事の繰り返しになってしまう様な氣がして不安でしょうがないです」

と仰っていました。

もう「不安」しかないそうです。

ただ、こういった方は「必死さ」というのがそんじょそこらの人と比べ物になりません。

そりゃそうですよ、食いっぱぐれるか否かの瀬戸際ですからね。

伝えた呼吸法もキッチリとこなすし、施術中の集中力も鬼氣迫るモノがあります。

そんなこんなで数度の施術で氣脈の詰まりも大分取れて、今では二人で爆笑しながらセッションを行っています。

将来に対する不安

「パニック障害」をお持ちの方のお話を例えにさせて貰いましたが、「パニック障害」を患っていない人でも同じように「将来に対する不安」というモノを抱えている人が多いのも事実です。

その不安の大体が「仕事」に関する事が占めています。

掘り下げて言うと「お金」に対する不安です。

報道では「不況」「不景気」など不安を煽る様な事ばかりですし、実際に良い待遇の求人も少ないのが実情です。

そりゃ不安になってしまいますよね~

僕はバブル時は中学生だったので、どのぐらい好景気だったか知りませんが、自分でお金を稼ぐ様になってからは「不景気」という言葉しか聞いた事ありませんからね。

余談ですが、以前に家の本棚を整理していた時、しばらく読んでいないカバー付きの本を発見しました。

パラパラと読んでみると

「今は戦後最大の不景気です。これからは上がっていくしかないでしょう」

みたいな事が書いてあったので、氣になってその本の初版はいつだったか調べてみたら、なんと「2000年」でした。

今から17年前です。

その頃から「戦後最大の不景気」なんて言われていたんです。

その時から景気って上向きになってますかね?

なってないですよね。なので言わばもうずっ~と「不景気」と言われているんです。

そりゃ「将来に希望を持て」って言う方が難しい世の中なのかもしれません。

不安の種

とある禅僧の話しを聞いた事があります。

弟子が師匠に

「先生、僕はもう不安で不安で仕方ないんです」

そうすると師匠が

「じゃあ、その不安の種を持ってこい、ワシが砕いてあげよう」

と言うと

「そんな種なんかありませんよ。物じゃないんだから・・・・」

すると

「じゃあ、お前は目に見えなくて触る事も出来ないモノに不安を持ってるのか?馬鹿者め」

というお話です。

これは「非思量」という禅語の元になったと言われています。

何が言いたい話かというと

「漠然としたモノに対して不安を抱くほど愚かな事はない」

という内容です。

よくスピリチュアル好きな人が

「不安や恐れを手放しましょう」

と言う事があります。

それと同じような話ですね。

なるほど、確かに「不安」というのは人間の感情ですし、目に見えるモノではありません。

この禅僧の話や「手放しましょう」というアドバイスを受けて

「そうか!手放せばいいんだ!」

と心が軽くなるのならそれは良い事だと思います。

でも「手放しましょう」という言葉が多く見られるという事は逆に「手放せていない」人が多くいるからだとも考えられます。

確かにアドバイスを貰った時などは心が軽くなるかもしれませんが、少しして現実を突きつけられた時に「不安」にかられる人も多いでしょう。

人間ってそんな単純なもんじゃないんでしょうね~

「不安」は人間を進歩させる

「不安」を好きな人っていないと思います。

でも人類の進歩の大元は「不安」から来ています。

最初に紹介した「パニック障害」をお持ちの人ではありませんが、「不安」を感じるからこそ誰よりもパワーを発揮する事が出来るようになります。

大昔で言えば、人間も捕食される可能性があった訳です。

「食べられないように猛獣から身を守ろう」

という「不安」から「安心」を得る為に集団で生活したり、武器を開発しました。

もしな~んも「不安」が無かったとしたら人間はいつまで経っても原始人の様な生活をしていたでしょう。

なので「不安」を抱えるという事は「進歩している最中」とも言いかえる事ができます。

今「不安」を感じている人は「今、自分は進歩している真っ只中」だという事を自覚しましょう。

不安を解消するには

いくら「不安」が成長には欠かせないと言っても、人間ですから「不安」は感じたくないのが本音だと思います。

それにはどうすれば良いのか?という事ですが、まず皆さん自分が小学生の頃を思い出してみて下さい。

まさに無邪氣

人によりますが、小学生って基本的に「世間知らず」ですから怖いものとか感じないと思います。

生活に関しても親に面倒を見てもらえるので特に将来に対して不安なんかもなかったと思います。

でも小学生は小学生なりに悩んだり、困ったりする事もあったはずです。

「お金」に対して「不安」を抱く小学生は少ないと思いますが、友達関係などの人間関係で不安を抱く事もあったでしょう。

今から思えば些細な事ですよね。

では、例えば小学生の頃にあった「不安」な出来事が今の自分に起きたらどう思いますか?

簡単に解決出来ると思いませんか?

それって自分が「大人」になったから解決できる事だと思います。

言い換えれば「経験済み」だからです。

人間って経験した事はクリア出来る様になるんですよね。

だけど経験した事のない知らない問題に対して不安を感じる生き物なんです。

要は「知らない」から不安を感じるんです。

「不安」を解消するには「知る事」が一番手っ取り早い方法になります。

「先を知る」というのは「先を読む」の延長線上にあるモノ

じゃあ、

「先の事を知れれば不安が無くなるんだ~ ふ~ん・・・・・・って先の事なんか分かる訳ないじゃないか!」

って思うでしょう、それが普通です。

実は僕もそう思います(笑)

でもね、何というか人生における「流れ」みたいなモノを感じとる事が出来れば何とな~く「先の事」が分かる様になります。

「自分の人生を信頼し始める」とでも言いましょうか・・・・

「瞑想」を続ける事で得られる感覚でもあります

これは敏腕な経営者さんなどにも共通している事ですが、「先」を読む事で他者が思いつかない発想を元にビジネスを展開していく感じに似ています。

なので「先の事を知る」という事を言い換えれば「先の事を読む」とも言えます。

「確証はない、確証はなけいど何となくそう感じる」

そんな風にも思えるかも知れません。

先の事を100%読みきる事は人間には不可能かも知れませんが、自分の専門分野において「先を読む」事はどの業界においても必須です。

その感覚が鋭くなればなるほど、将来に対する不安は小さくなっていき、代わりに「安心」という感情が大きくなっていきます。

自分を大きく持つ

とは言っても普通に生きてたら「先を読む」なんて事はあまりしないでしょうし、先の事を読もうと思っても先の事を考えるだけで不安を感じてしまう人もいます。

「自分の将来についてリアルに考えてみたら不安で不安でしょうがなくなった」

なんて人もいたりします。

前述の「パニック障害」をお持ちの方なんかもこのタイプです。

こういった人は将来に漠然とした不安を抱えている事が多いです。

こういうタイプの人が一番手っ取り早く「不安」を取り除くには「自分が大きくなる」事が一番です。

「不安」を感じている時の「氣の波」は非常に揺れが大きくて、不安定です。

それを呼吸法により強制的に「氣の波」を落ち着かせて「不安」を感じたくても感じれないようにしていきます。

もちろん、最初のうちは一時的に不安を感じなくなったとしても、しばらくすると自分の氣質である「揺れの大きな波」が出て来て、また不安を感じるでしょう。

いつも言っていますが、「氣力の強化」は「エネルギーの筋トレ」です。

呼吸法にて「トレーニング」を続ける事で自分の「揺れ」を小さくしていく事が可能です。

「揺れ」が少ない状態の事を一般的には「自分をしっかり持ってる」とか「芯のある人」と言ったりもします。

ただ、呼吸法と施術で力をつけていくと

「不安を感じたいのに感じれない」

という訳の分からない感情が出てきたりもします。

これは急に自分が変わりすぎて変化に頭がついてきていない状態です。

「何か今までの自分と急に変わってきたから混乱してる」

なんて言ってたりもしますが、基本的には良いことですよね。

考え方とか精神論って限界がある様に思います。

もちろんそういったモノでも一時は氣持ちも軽くなる事はあると思います。

でも「将来に対する不安」という根源的な「生命」に関する程の不安は自分自身に対する大きな「信頼」を持って初めて解消できるモノです。

それほどまでに自分自身を信頼するにはやはり、自分という人間を大きくしていくのが一番の近道です。

別に「夢を持て」とか「未来に胸を膨らませろ」とか「金をたくさん稼げ」と言っている訳ではなく、自分自身を信頼できるぐらいは「揺れない自分」を作れ、と言っているだけです。

そんなに難しい事じゃありません。

頭で考えるのは限界があり、それはあまり実践的ではありません。

僕も病氣を患った時は自分の将来について何も考えられないぐらい不安でしょうがなかったです。

その時に

「これだけやっていれば大丈夫」

と毎日呼吸法だけは欠かさず行っていました。

それは「呼吸法をする事で、自分自身を強くしていけば大丈夫」だと思っていたからです。

将来に対する漠然とした「不安」を取り除くには自分を「揺らさない様にする事」
が一番です。

「そんな事できる訳ないじゃん」

なんてネガティブな事を考える前に何事も行動する事から始まりますよね。