【戦争漫画】キングダムとヒストリエを比べてみる

こんにちは 谷山です。

アメブロでブログを初めてから「毎週日曜日は好きな事を書く」と決めていました。

なので音楽の事やら趣味の事など色々と書いていましたが、反応は良く無かったです。

そりゃそうだよね、弱ってる人や「氣」とか「行」に興味ある人が「サイケデリック・トランス」とか「ハードコア・パンク」にゃぁ興味が沸かないっつーの・・・・・

でもね、ブログを続けていく上で、どうしてもそういった部分を書くのが好きなのでこのブログでも日曜日は極力ふざけた記事を書きたいと思っています。(別に氣とか行について書くのが嫌な訳じゃないけどさ)

という訳で今回は「戦争漫画好き」な谷山が、最近流行している「キングダム」とそれとは対極的な「ヒストリエ」について書いてみようと思います。

春秋戦国時代を熱く描く「キングダム」

史実ではパッとしない「李信」が主人公の珍しい漫画

「キングダム」はメガヒット中の作品なので多くを語る必要は無いと思います。

中国史好きな俺の特に一番好きな時代「春秋戦国」をここまで熱く、面白く書いている作者の才能に正直、嫉妬すら覚えてしまいます(笑)

とにかくこの漫画の売りは「熱さ」と「迫力」に尽きると思います。

主人公である下僕出身の「信」が「天下の大将軍」を目指していく漫画ですが、秦の始皇帝である「政」が中華統一をしていく中で、その支えとなり自身も大きく成長していく過程が読んでいて胸を熱くさせます。

基本、「史実」を元に話が進んでいくので、言ってしまえば壮大な「ネタバレ」をしている訳です。

ただ、そこは作者の腕の見せ所といわんばかりに色々な小話やフィクションを入れて、物語を大いに盛り上げます。

「中華統一」が目的であるので、戦争だけでなく政治的内戦や国の納め方など細かい所まで面白いです。

実際では「嫪毐の乱」(ろうあいのらん)なんて大した戦いでは無かったようですが、漫画では最大の政敵である「呂不韋」との決着をつける最大の肝となっており、結果を知っててもハラハラ読めました。(実際には呂不韋も大した敵では無かったですけど・・・というか敵でも無かったか)

主人公の「信」の青臭さが少し鼻につく感はありますが、この漫画の迫力は一見の価値があると思います。

個人的にこれから出てくるであろう「信」の大失態がどう描かれるのかがとても興味あります。

ただ、少しだけ氣になるのが、作中では「騎馬隊」など馬に乗って戦うシーンがあります。

大迫力です

ただ、この時代の馬は品種改良も進んでおらず、実際には「ポニー」ぐらいの大きさだったのでは?という説があります。

バトルシーンに迫力を出させる為とは言え、ちょっと馬に迫力持たせすぎちゃったかな~

ま、そこまで言っちゃったらキリが無いんですけど・・・・

奇策を生む軍略家「エウメネス」の人生を描いた「ヒストリエ」

出ました。「岩明均」です。

僕もうこの作者大好きなんですよ。

小学校低学年の時に本屋で立ち読みした「寄生獣」にショックを受け、エグすぎる捕食シーンがトラウマになりかけたのも今では良い思い出です。

この人ほど「奇才」という言葉が当てはまる人を知りません・・・・・

「キングダム」が中国史であるのに対し、「ヒストリエ」は古代ギリシャ時代が舞台となっています。

この作者は別の漫画で「ヘウレーカ」というやっぱりギリシャ物の作品を描いてます。

ギリシャ好きなんだな・・・・・ この時点で漂う「曲者感」がたまりません。

主人公の「エウメネス」は「キングダム」の主人公である「信」とは正反対のクールなキャラです。

「信」はバッタバッタと敵をなぎ倒しますが、「エウメネス」は奇策で敵を翻弄します。

いわゆる「軍師タイプ」です。(まぁ、実際は「書記官」なのですが)

実際の「エウメネス」はマケドニアに属するまでの半生は不明ですが、この作者はそこを創作で描いています。

「エウメネス」はあまり感情を表に出さず、本ばっかり読んでいる子供でしたがそんなエウメネスが感情を表に出したりするシーンは一見の価値があります。

この主人公はかなりの「曲者」で、常人が思いもつかない策でピンチを抜け出します。

でもこの作者はかなりの「リアリスト」らしく、主人公が奇策を繰り出しても物語は淡々と進むし、戦争のシーンも結構地味です。

そんな地味な感じで物語は進んでいくのですが、豪商の息子だったエウメネスが奴隷の身分まで落ちてしまい、そこから自分の才覚だけで大国マケドニアの書記官に昇っていく過程は読んでいて氣持ちの良いものがあります。

僕はギリシャ史には明るくないので、これから大英雄「アレクサンドロス」に仕えていくサマをドキドキしながら待ちたいと思います。

「キングダム」と「ヒストリエ」

激アツ展開と個性際立ったキャラにドキドキしてしまう「キングダム」

淡々と物語が進行するも、常人が思いつかない「奇策」にワクワクする「ヒストリエ」

温度差がこれほど違う漫画はまさに「陰と陽」です。

両作品とも基本、「史実」が元になっているので既にネタバレ状態ではありますが、それを感じさせない作者の見せ方も光ります。

はっきり言って「戦争」は人間が生んだ最悪の過ちです。

ただ、人間が大きく進化したのも「戦争の歴史」があった為である事は間違いありません。

「生きるか死ぬか」という場面で人間は最大限「必死」となりとてつもないエネルギーを産むのでしょう。

そんな「戦争」の史実を元に描いた2つの漫画を読み比べてみてみるのも面白いんじゃないでしょうか?

ちょいちょい「陰と陽」とか「エネルギー」とかブログ主旨にこじつけてみたけどやっぱ無理があるな~(笑)